4DDiG AI画像高画質化ソフトの効果を実際に検証
最近、簡単にプロ並みの補正ができるAI画像高画質化が注目されています。数々のアプリやサービスが公開されている中で、本記事では手軽にさまざまなAIモデルによる画像補正ができる「4DDiG File Repair」を取り上げます。ソフトの使い方や安全性、さらに機能をモデルごとに試してわかったメリット・デメリットなどを紹介します。最新のAIを使って写真をより美しくしたい方はぜひ参考にしてください。
4DDiG AI画像高画質化ソフトについて
ここではAIによる画像高画質化が行えるアプリ「4DDiG File Repair」の概要を紹介します。
製品概要
AI画像高画質化ソフト「4DDiG File Repair」と破損したファイルを修復するソフトで、ファイルの復元など各種ユーティリティツール「4DDiG」シリーズの一つです。当初は開けないファイルや正しく表示されない動画や画像などのファイルは、もともの修復が主な機能でした。その後、動画や画像の修復機能の延長として、最新のAIによる高画質化機能が追加されています。
主な機能
「4DDiG File Repair」のAI画像高画質化の主な機能は次の通りです。
- 写真・動画の高画質化
- 白黒写真・動画のカラー化
- リサイズ
- 変換後・変換前のプレビュー
これ以外にも、開けなくなったExcelなどの文書ファイルやZIPなど、あらゆるファイルを修復する機能も備わっています。
4DDiG AI画像高画質化の安全性は?
AI画像高画質化ソフト「4DDiG File Repair」はPCにインストールして利用するアプリのため、安全性については気になるポイントの一つでしょう。結論からいえば、「4DDiG File Repair」は安全なソフトです。このソフトは、ファイル復元やパーティション管理ツールなどを提供する「4DDiG」ブランドの一つです。「4DDiG」のアプリは世界190カ国以上で利用され、多くのユーザーから高い評価を受けています。提供元である「Tenorshare」は2007年に香港で設立され、17年以上にわたりサービスを展開している信頼ある企業です。このような情報から判断して、安全性について問題ないと考えてよいでしょう。
4DDiG AI画像高画質化の使い方
「4DDiG File Repair」でAIを利用した画像高画質化を行う手順はとても簡単で、初心者でもすぐに使いこなせるでしょう。具体的な使い方は次の通りです。
手順1: 「4DDiG File Repair」を立ち上げたら、「左側メニュー」の「AI高画質化」を選び、さらに右側の「写真高画質化」または「写真カラー化」をクリックします。

手順2: 写真の追加画面が表示されたら、高画質化したいファイルをドラッグアンドドロップします。高画質化のテストをしたいだけであれば、自分で画像を用意せずテスト用の写真で試すことも可能です。

手順3: モデルや解像度を選んで右下の「今すぐ高画質化」ボタンを押せば、AIによる高画質化処理が行われます。

手順4: 処理が終わったファイルを保存するなら右下の「すべてエクスポート」ボタンを押します。

AIモデルを使い分け!4DDiG AI画像高画質化のモデルの特徴と効果を比較!
「4DDiG File Repair」には、以下のAIモデルが用意されています。
• 一般モデル
•ノイズ除去モデル
• 顔専用モデル
• カラー化モデル
このモデルにより、状況に応じた高画質化が可能になっています。しかし、「AIのモデルってなに?」と疑問に思われる方も多いでしょう。そこで、ここでは実際に変換を行った結果から、それぞれのモデルの特徴を比較します。
「一般モデル」:幅広い画像に対応、どんな画像もきれいに!
最初に「一般モデル」で画像を変換した結果を見てみましょう。「一般モデル」は特にジャンルを限定せず、いろいろな写真の画質を改善するモデルです。
明らかに画質が向上していますね。ビルの窓などがぼんやりしていたのが、くっきりとわかるようになっています。拡大すると、その差がわかりやすくなります。

もとの画像は、窓が「そこにある」程度にしかぼんやりとしか見えません。しかし、AIによって処理されたものは、窓の中の人の姿まで見えそうなほど画質が上がっていますね。「一般モデル」の名前の通り、いろいろな場面で使えそうなモデルです。
「ノイズ除去モデル」:夜景や暗い写真を鮮明に補正
次に「ノイズ除去モデル」の結果を見てみましょう。「ノイズ除去モデル」は風景や夜景などの写真のノイズを取り除くときに役立つモデルです。

元の写真では全体に薄いもやがかかったような白っぽさがありますが、処理後は取り除かれ細部がよりはっきりと見えます。こういった修正は、単純な明るさや色調の変更では難しいので、AIでまかせられるのは便利です。
「顔専用モデル」:顔の細部までくっきり、美しさが際立つ
人の顔の部分に特化したAIモデル、「顔専用モデル」も試してみます。以下がその結果です。

顔の輪郭や目鼻のライン、髪の毛にいたるまで鮮明になっていることがよくわかります。一方で、背景部分はほとんど変更されていません。そのため、より顔立ちの美しさがわかる結果となっています。
「カラー化モデル」:白黒写真をカラフルに再現
最後に、白黒写真をカラーに変更する「カラー化モデル」を実際に使ってみました。

ちゃんと自然な色合いでカラーになっています。もう少し色鮮やかでもよさそうに思えますが、残念ながらそういった調整はできないようです。しかし、その程度であれば画像編集ソフトで簡単に修正できるでしょう。
4DDiG AI画像高画質化の無料版と製品版の違い?どちらを選ぶべきか比較
AI画像高画質化ソフト「4DDiG File Repair」の無料版と製品版の主な違いは次の2点です。
• 高画質化した画像・動画が保存できるかどうか
• カスタマーサポートの有無
無料版はプレビューのみで画像や動画の保存はできないため、実用的に使うことはできません。よって無料版はあくまでも製品版を購入するかどうか判断するのに使うもの、と考えてよいでしょう。
Windows版 | Mac版 | |
---|---|---|
月間更新ライセンス | 5,980円 | 6,480円 |
年間更新ライセンス | 9,280円 | 9,980円 |
永久ライセンス | 12,980円 | 13,980円 |
4DDiG AI画像高画質化のメリットとデメリット
実際に「4DDiG File Repair」のAI画像高画質化を使って感じたメリットとデメリットは以下の通りです。
- 高画質化の効果がはっきりわかる
- 操作が簡単
- 画像を一括で変換可能
- AIのモードが選べる
- 変換時間が長い
はっきりわかるほど高画質化の効果があるのは高く評価できます。操作も非常に簡単で、AIのモードもわかりやすくストレスなく使えます。
一方、変換に時間がかかるので、特に画像が多いと待ち時間が長くなりそうなことは少し気になります。
まとめ:4DDiG AI画像高画質化ソフトは使う価値あり?
実際に利用してみて、「4DDiG File Repair」のAI画像高画質化は使う価値があると思います。AIモードを適切に選べば、目に見えて画質が上がるのは大きなメリットです。また、無料の高画質化サービスと異なり、何枚も画像を変換できます。そのため、特に変換したい画像が多い人は使う価値が大いにあるでしょう。
利用するかどうか迷っている人は、ひとまず無料版で試してみてはいかがでしょうか。その結果で製品版を利用して実際に写真を高画質化するかどうか決めることをおすすめします。
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松井祐介
編集長
フリーランスとして5年以上働いています。新しいことや最新の知識を見つけたときは、いつも感動します。人生は無限だと思いますが、私はその無限を知りません。
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