AI絵師とは?無料でイラスト生成できるAIツールも紹介
私たちの生活にAI(エーアイ)は深く入り込んでいます。とくにAIによってイラストなどのコンテンツを自動作成する生成AIとよばれる技術は、多岐にわたる分野で活用されています。たとえば映画やゲームの作成、監視カメラや画像診断する医療機器の学習用画像作成など、今後も活躍の場はどんどん広がっていくことでしょう。
個人でAIを使ってイラストを生成することを趣味にしている方も多くおられます。イラスト生成AIを絵師に見立てて「AI絵師」と呼ばれることもあるようです。
そこで本記事ではAI絵師の概要とイラスト生成が可能なAI絵師ツールについてご説明していきます。AIで絵を描きたいみなさんのお役に立つようでしたら幸いです。
- AI絵師とは?
- 無料でイラストを生成可能なAI絵師ツール5選
- ①【PCアプリ】テキストや画像からイラスト生成可能なAI絵師 | Hitpaw Photo AI
- ②【スマホアプリ】多彩なフィルターが搭載、英語が苦手でも操作可能なAI絵師 | GoArt
- ③【オンラインサイト】思いままテキストを視覚的な表現に変換可能なAI絵師 | SeaArt
- ④【オンラインサイト】AIイラスト生成以外に、簡単に画像編集もしたい方におすすめのAI絵師 | YouCam
- ⑤【オンラインサイト】初心者からプロまで使えるAI絵師 | Leonardo.AI
- AI絵師を使いこなす: 5つの効果的なコツ
- まとめ
- AI絵師に関するよくある質問
1. AI絵師とは?
AI絵師は絵を描く人工知能の技術です。今までは人間が腕を磨いて時間をかけて、自分の考えを表現していました。しかし人間に絵を描くスキルや時間がなくても、AI絵師を使うときれいな絵を簡単に作成することができます。人間はどのような画像にしたいかという指示を出す係、AI絵師はそれを形にする係として役割分担しています。
昔は不自然な絵しか描けなかったものが、生成AIの発展によって自然な絵が描けるようになってきています。人間にしか出せない感情の機微の表現などもまだあると思いますが、AI絵師の絵ならではの味もあります。今後は両者が足りない部分を補い合うことでますますイラスト界隈が発展していくと考えられます。
それにともなって高性能なAI絵師ツールも世に多く出回るようになりました。これらのツールについては次にご紹介します。
2. 無料でイラストを生成可能なAI絵師ツール5選
AI絵師ツールには無料で使えるものも含めて多くの種類があります。その中からおすすめのものを5つ以下にご説明します。
【PCアプリ】①テキストや画像からイラスト生成可能なAI絵師 | Hitpaw Photo AI
Hitpaw Photo AIはとても洗練されたUIで使いやすいため初心者の方におすすめです。また機能面でも充実していますので、プロのアーティストの方が使っても十分に満足されると思います。無料でダウンロードして使い始めることができ、わずかな手順でイラストを生成することができます。
【特徴】
- AIイラストのスタイルが盛りだくさん
- ソフトもプロンプトの入力も日本語対応あり
- 初心者でも直感的に操作可能
- 背景削除、AIポートレート写真生成、画像高画質化などのAI機能が搭載
- 無料利用可能(枚数制限あり)
ここではHitpaw Photo AIのAI絵師の使い方を解説します。
手順1.左側のメニューから「AI自動生成」を選択
手順2.スタイルを選択してから生成したい画像の説明文を下部に入力
手順3.生成されたイラストをプレビュー&保存
②【スマホアプリ】多彩なフィルターが搭載、英語が苦手でも操作可能なAI絵師 | GoArt
GoArtはスマホで手軽に利用できるAI絵師アプリです。好きなテキストを入力するだけで、アプリがそのテキストを元に独創的なイラストを作り出してくれます。また、GoArtは様々なテーマやスタイルに合わせた多彩なフィルターを提供しています。アニメ調、アート調、抽象的なスタイルなど、さまざまなフィルターを無料で利用可能です。自分の好みや表現したいイメージに合わせた作品を手軽に作り出すことができます。
【特徴】
- iOSとAndroid対応
- バラエティ豊かなフィルターが搭載
- 英語版のみだが、インターフェースが使いやすい
- 無料利用可能(枚数制限あり)
使用例
③【オンラインサイト】 思いままテキストを視覚的な表現に変換可能なAI絵師 | SeaArt
SeaArtには、さまざまなAIモデルが用意されているAI絵師サイトです。それぞれ異なるスタイルのイラストを生成することができます。例えば、「Counterfeit-V3.0」、「MeinaUnreal」などアニメ風のモデルを選択することで、AIによって独特なイラストが生成されます。これによって、ユーザーは自分の好みやニーズに合わせて、異なるスタイルのアートを作成することができます。
【特徴】
- 多様な画像スタイルが生成可能
- テキストを入力するだけで簡単にイラストに変換可能
- 日本語対応あり
- 無料利用可能(枚数制限あり)
使用例
④【おラインサイト】AIイラスト生成以外に、簡単に画像編集もしたい方におすすめのAI絵師 | YouCam
YouCamはオンライン上で利用できるAI絵師サイトです。スマホアプリもありますので、オンラインでの利用だけではなく、スマホでも利用可能です。YouCamにはツールAIを活用したさまざまな画像編集機能が備わっています。イラスト生成だけでなく、カラー化やフィルターの適用、背景の変更、顔の特徴の調整など、幅広い編集機能を利用することができます。AIの力を借りて、写真やイラストの印象を変えたり、クリエイティブな効果を追加したりすることができます。
【特徴】
- オンライン、スマホ両方で利用可能
- AI絵師だけでなく、画像や写真の編集機能にも豊富
- ソーシャルメディアとの連携が便利
- 日本語対応あり
- 無料利用可能(枚数制限あり)
使用例
⑤【オンラインサイト】初心者からプロまで使えるAI絵師 | Leonardo.AI
Leonardo.AI高度な機能を備えながらも使いやすいインターフェースを提供してします。サイト自身は英語のままですが、AIでイラストを生成する際、日本語プロンプトの入力に対応しています。独自のAIモデルとテクノロジーを使用しているため、高品質なイラストの生成を実現しています。風景、動物、人物、建物など、幅広いテーマに対応し、様々なカテゴリの画像を生成することができます。
【特徴】
- 生成するイラストは自然な見た目や細かいディテールを持つ
- AI絵師のスタイルやテーマが多彩
- APIを提供し、他のアプリケーションやサービスとの統合が可能
- 無料利用可能(枚数制限あり)
使用例
3. AI絵師を使いこなす: 5つの効果的なコツ
とても便利なAI絵師ですが、使いこなすには少々コツが必要なところもあります。こちらではAI絵師を使いこなす5つの効果的なコツについてご説明します。
- ①テーマやコンセプトを明確にする
- ②サンプル画像を提供する
- ③パラメーターを調整する
- ④AI絵師とのコラボレーションを試みる
- ⑤プライバシーと著作権に注意する
描きたいイラストのテーマやコンセプトを明確にする必要があります。具体的なイメージを持つことでAIへの具体的な指示ができ、AI絵師がより適切な絵を生成するのに役立ちます。
AI絵師によっては学習が足りておらず、学習のためのサンプル画像を必要とする場合があります。関連する画像やイラストを用意して提供してあげましょう。
モデルの選択などでおおざっぱに指示をすることができますが、AI絵師によってはさらに細かいパラメーターによる設定で自分の好みや作品の雰囲気に合わせた調整をすることができます。
AI絵師にすべてをまかせるのではなく、出力画像を人間の絵師が手を加えたりアレンジをすることで、より表現の幅を広げることができます。
生成されたイラストの著作権やプライバシーについて留意しましょう。AI生成イラストを使用する際は必要なライセンスや権利を確認することが重要です。
4. まとめ
本記事ではAI絵師についての考え方やツールをご説明してきました。変化の激しいイラスト生成の世界について、少しでも理解の助けになっていましたら幸いです。ここまで読んでいただいた方の中には、早くAI絵師を使って絵を描きたくなってきた方もおられるのではないでしょうか?
どのAI絵師ツールを選ぶかについて、もし迷っていらっしゃるようでしたらHitpaw Photo AIをおすすめします。きっと脅威のスピードで感動的な品質のイラストが生成できることを実感していただけると思います。AI画像生成のほかに背景除去やノイズ修復、モノクロ画像のAIカラー化やAI高画質化などの機能も搭載されています。これ1本で多くの場面に対応することができますので、ぜひ一度お試しください!
5.AI絵師に関するよくある質問
Q1. AI絵師はどのように絵を描きますか?
A1. まずテキストなどで描かせたい絵の概要をAI絵師に指示する必要があります。この入力をプロンプトと呼びます。AI絵師はこれまでの学習で作られたモデルを使って、プロンプトを形にするように絵を生成します。
Q2. AIが描いたイラストに著作権はありますか?
A2. 現行法では著作権は発生しないとされていますが、ツールの利用規約や学習元画像の権利によっては著作権侵害が起こりうることがあります。利用規約などを確認し、必要に応じてライセンスを取得するようにしてください。
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松井祐介
編集長
フリーランスとして5年以上働いています。新しいことや最新の知識を見つけたときは、いつも感動します。人生は無限だと思いますが、私はその無限を知りません。
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